中国のインフラは「おから工事(粗悪な手抜き工事)」が常態化している。
見た目だけ整え、コスト削減を優先するおから工事が生み出す道路や橋、建物は多くの品質問題を抱え、いつ崩壊するかわからない「爆弾」のようなものだ。
おから工事が生み出す事故は中国人であれば、もはや見慣れたものと驚きもしなくなったが、ついにマンホール蓋まで「飛ぶ凶器」と化すという想定外の事態に市民は息をのむばかり。
飛ぶマンホール蓋
3月27日午前、中国遼寧省瀋陽市で走行中の車が突然、飛来したマンホール蓋の直撃を喰らった。
マンホール蓋が飛んできた「原因」は前を走行していた車の車輪がマンホール蓋を踏みつけたからだ。蓋は勢いよく弾き飛ばされ、後方の車のフロントガラスに激突したというわけだ。
写真にある通り、蓋は車内にめり込んでおり、車は見るも無残な姿になった。まさしく「飛ぶ凶器」である。幸い運転手に大きなケガはなかったが、一歩間違えれば大惨事になっていただろう。
この信じられない「事件」をめぐり、SNSでは「マンホール蓋が飛ぶなんてあり得ない」「こんなのが人に当たったらどうなる?」といった驚きと怒りの声のほか、「手抜き工事と管理不備の結果だ」と批判も殺到した。
現地当局は事故後、蓋の修繕作業を行ったという。
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