今年も「中秋の名月（十五夜）」こと「中秋節（今年は17日）」が始まる前から、中国産月餅の品質問題は常に中国のネット上でホットな話題であり続けた。

「月餅の中から人間の歯を発見」といった「異物混入」のケースをはじめ、

「床に落ちた月餅の食べカスを食べてしまったアリの大群が全滅していた」、

「月餅を犬に食べさせようとしても絶対に食べてくれなかった」、

「クルミの殻を割ってしまう石のように固い月餅」

などなど、耳を疑う月餅事件が頻発し、中秋節が終わった後も「中国産月餅の危険性」の投稿はシェアされ続けている。

そんななか、中国市民の家庭内で「月餅が突然爆発」する事件が起きた。その様子をすぐそばで目撃した幼い子が、その場で驚いて泣いてしまった。

突然の爆発の様子を捉えた監視カメラ映像は、「中秋節（17日）」の日に、SNSに投稿されて拡散され、見る人を驚かせた。

なんと、テーブルの上に置いてあっただけの、何の変哲もないように見えるただの月餅が、突然、何の前触れもなく「爆発」したのだ。

この事態に一家は驚き、そして呆然とした。

SNS上では「そんな危険な月餅を食べてしまって、お腹のなかで爆発したら大変だ！」「餡が偽物だとか、危険な添加物が過剰に入っているだとかならまだしも、ここまで来るともうありえない！」といった国産月餅の品質への不安が広がった。

月餅が爆発した原因についてはまだ明らかになっていない。

「一緒に入ってた乾燥剤が爆発したのでは？」

「月餅のなかに入っている工業的な材料のせいなのか」

など、ネット上では憶測が広がるとともに、

「いずれにしても、もう今は、中国産月餅を買わない、もらったら捨てる」

と心に誓ったというユーザーが続出しているようだ。