2日、「ものづくり・匠の技の祭典2024」が東京・有楽町の東京国際フォーラムで開幕しました。昨年は3万5千人ほどが来場した東京都主催の同イベントは、今年は4日まで3日間にわたって開催されます。
日本を支えてきた匠の技とものづくり技術の素晴らしさ、楽しさを発信することを目的とする同イベントは、今年で9回目を迎えます。衣、食、住、工の分野から70以上の団体が出展し、畳、和服、三味線をはじめとした、日本を代表する伝統工芸の名工の技を、実演を見ながら、参加者自身も実際に手を動かして体験できるワークショップが充実しています。
都の運営担当者によると、高齢化が進むものづくり業界の担い手不足を解決すべく、若い世代の関心を高めていきたいという思いから、イベント開催に至ったといいます。
3日間のイベントで、さまざまな分野の職人が登壇し、その卓越した技術を披露します。また、元HKT48でタレントの村重杏奈、モデルの鈴木ゆうかと、なかやまきんに君がサポーターとして出演します。
ちょうど夏休みが始まるこの時期、会場には多くの親子連れ客が来場しました。
2年連続で来場し、様々なブースでものづくり体験を満喫した小学2年生の清吾くんは、「畳作りが一番楽しかった」と語りました。お母さんも「このようなイベントを通じて、子どもに日本の伝統文化に興味を持ってほしい」と感じているそうです。
八王子地方の伝統的な絹織物「多摩織」を体験をしたある親子客は、「子供に日本の素晴らしい伝統文化に触れてほしい」との想いから、今回のイベントの他にも、夏休みを利用して歌舞伎や能の鑑賞にも出かけているといいます。「日本の素晴らしいものを外国人に伝えられる子に育ってほしい」と語りました。
「今後の進学や就職を考える際に、若い頃に体験したものづくりの楽しさを思い出し、それが仕事につながる可能性を考えてもらいたい」と運営担当者は期待を込めて語りました。ものづくりの分野で働く人々がいることを知り、その分野でのキャリアを選ぶ一助となればと考えているそうです。
この夏、日本の美を再発見し、次世代に受け継ぐ伝統の火を絶やさないよう、ぜひ足を運んでみてください。
開催日時
2024年8月2日(金)~4日(日)
10:00~18:00
※4日は10:00~17:00
料金 入場無料 ※体験プログラムは一部有料
会場
東京国際フォーラム
・ホールE(地下2階)
・ロビーギャラリー(地下1階)
お問合わせ
ものづくり・匠の技の祭典 2024制作事務局
TEL:03-6427-5666(平日10:00~18:00)
E-mail:info@monozukuri-takumi-expo.tokyo
https://www.monozukuri-takumi-expo.tokyo/
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