米連邦航空局は全米の空港で実施していた便数削減命令を解除。航空会社は通常運航を再開し、人員不足も改善傾向
トランプ大統領は12日、政府資金法案に署名し、43日間の史上最長の政府閉鎖を終了。連邦職員の遡及給与と職場復帰、SNAP資金確保が実現。航空混乱も正常化へ。
米国史上最長43日間の政府閉鎖が終了へ。下院は賛成222対209で法案可決、トランプ大統領が署名予定。
米上院は11月10日夜、連邦政府の閉鎖を終結させるための歳出法案を賛成60票・反対40票で可決した。法案は政府の資金を2026年1月まで確保し、補充栄養支援プログラム(SNAP)などへの通年予算を盛り込む内容。法案は今後、下院で審議される予定だ。
数週間にわたる政府閉鎖の行き詰まりが続く中、米上院は10日、政府再開に向けた包括的法案の採決手続きに入った。
米国上院は60対40で民主党のフィリバスターを克服し、政府閉鎖終了の資金法案を前進させた。41日目を迎えた史上最長の閉鎖は、両党の徹夜交渉で生まれた暫定合意により終結の見込み。ACA補助金延長の約束や「ミニバス」歳出も含まれる。
過去最長の米政府閉鎖を巡り、民主党のシューマー院内総務が、オバマケアの医療保険税額控除を1年延長する新計画を提案。しかし、共和党は「交渉ではない」と即座に拒否し、事態打開の道筋は見えないままだ。
米農務長官はフードスタンプ給付停止を受け、同制度を「破綻し腐敗した制度」だと断じた。不法移民への給付や死亡者受給など、数千件の不正が発覚。政権は調査を進めるが、21州がデータ提出を拒否。政府閉鎖とフィリバスターを巡り、与野党の対立が激化している。
政府機関の一部閉鎖が続く中、米上院は10月9日、2026会計年度の国防権限法案を可決した。
アメリカ連邦政府は10月1日に予算案否決で閉鎖。与野党対立や移民政策が原因で、行政サービスや市民生活に大きな影響が出ている。
米政府は10月1日に閉鎖に入ったが、市場は短期閉鎖を織り込みS&P500は史上初の6700突破。業務は一部停止も移民政策や宇宙開発など大統領の主要政策への影響は限定的。
上院は与野党の予算案を否決し、9月30日深夜から政府閉鎖に突入。医療補助金や予算編成を巡る対立が続き、妥協に至らず。
9月30日の世界市場はアメリカ政府閉鎖の懸念に揺れ、ドルと米株がそろって下落した。金価格は過去最高水準に迫り、原油安を受けてエネルギー企業は人員削減計画を進めている。
アメリカ議会は暫定歳出決議をめぐり合意に至らず、政府閉鎖が目前に迫っている。民主党は医療支出を要求し、共和党は抵抗を続ける中、交渉は膠着している。
米下院は14日、政府機関閉鎖回避のためのつなぎ予算案を可決した。民主・共和両党の議員から幅広い支持を得た。