トランプ米政権下で司法長官代理を務めたマシュー・ウィテカー氏は、司法省が人種差別を煽っているとして取りやめた「チャイナ・イニシアチブ」について中国共産党の国家安全保障の脅威に対処するものだったと強調した。
米司法省(DOJ)は23日、スパイ活動など国家安全保障における中国共産党の脅威に対抗する目的で導入した取り組み「チャイナ・イニシアチブ」を終了すると発表した。
マルコ・ルビオ米上院議員は米国の22の大学に対し、中国共産党が軍事的近代化を支援するとしている中国の学校との学術・研究提携を解消するよう求めた。
中国上海にある国有投資会社は米国企業の重要な技術を不当に中国に移転したとして、同米国企業の株主から提訴された。米連邦調査局(FBI)と対米外国投資委員会(CFIUS)が調査に乗り出した。
2022/01/25
米司法省は6日、米農業大手モンサント社の元中国人科学者が、中国政府のために経済スパイ活動を共謀したことを認めたと発表した。同科学者は中国の海外人材招致計画「千人計画」に選ばれた一人である。
2022/01/07
中国共産党中央組織部の海外高度人材招致プログラム「千人計画」への関与についての虚偽陳述や税の虚偽申告など6つの罪に問われたハーバード大学のチャールズ・リーバー教授に対し、米マサチューセッツ州ボストンの連邦裁判所の陪審員は
中国「千人計画」に関与し、捜査員に虚偽の説明をした容疑で昨年逮捕された米ハーバード大著名化学者、チャールズ・リーバー被告の公判がはじまった。
2021/12/16
中国の地方当局から流出した文書によると、米国の大学に所属する複数の著名な教授が、優秀な人材を招致するための国家プロジェクト「千人計画」に参加していたことが分かった。
2021/09/29
報道によると、日本の大学31校が先端技術分野の外国人留学生に対して身元調査の厳格化を実施、または検討しているという。中国共産党が掲げている「軍民融合」戦略に対する警戒感が高まっており、留学生らを通じた技術流出を防ぐために、日本政府は先端技術に対する管理を強化しつつある。
2021/09/27
米下院はこのほど、外国から資金提供を受けた科学者が米政府の研究プロジェクトに参加することを禁じる新たな法案を可決した。
2021/07/20
米国航空宇宙局(NASA)エイムズ研究センターの宇宙探査技術チーフサイエンティストのMeyya Meyyappan氏は、中国の人材計画「千人計画」に参加したことを隠蔽し、FBI捜査官に虚偽陳述を行ったとして30日間の禁錮と10万ドルの罰金を言い渡された。
2021/06/23
豪防諜機関(ASIO)は、豪中の協力研究プロジェクトによって収集されたデータが中国軍によって豪潜水艦の追跡に利用される可能性があると警告したと、豪紙が報じた。
2021/06/14
政府は、先進技術の研究成果の流出を防ぐために、大学などの研究者対して外国からの資金提供について申告を求める方針を決めた。日経アジアレビューが27日、伝えた。
2021/04/28
米国立衛生研究所(NIH)の責任者ば22日、連邦議会で「これまでに問題を持つ可能性のある研究者を500人以上特定し、すでに100人以上の研究者を排除した」と証言した。同責任者は中国共産党の人材招致計画「千人計画」を非難した。
2021/04/26
米司法省は22日、中国系住民の游曉蓉(XiaoRong You,59歳)博士に企業機密窃盗の共謀、産業スパイ、電信詐欺などの容疑で有罪判決を下したと発表した。
2021/04/23
中国の第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第4回会議は11日、2021~25年までの国政運営基本計画、第14次5カ年規画と2035年までの長期目標綱要案などを採択して閉幕した。第14次5カ年規画は、科学技術イノベーションを今後の発展戦略目標に位置付けた。同規画はこれまでの「千人計画」とは別に、新たな海外ハイレベル人材招致政策を示した。
2021/03/12
オーストラリア政府は国家安全保障上の懸念から、一部研究者の研究助成金の申請を却下した。なかに中国の海外ハイレベル人材誘致プログラム「千人計画」の参加者や、中国軍の大学とつながりを持つ研究者が含まれている。
2021/02/17
米司法省は3日、中国当局の海外ハイレベル人材誘致計画「千人計画」に参加したことを隠し、米国立衛生研究所(NIH)から研究資金をだまし取ったとして、フロリダ大学で教鞭をとっていた中国系教授を起訴すると発表した。
2021/02/05
オーストラリアのニューサウスウェールズ州議会は近日、同州の高等教育の発展に関する調査報告書を発表した。報告書は、大学が中国と経済的なつながりを持っているために浸透工作の標的になっていると警鐘を鳴らした。
2021/02/03
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)22日付によると、米司法省は現在、米国人学者や研究者が中国の海外ハイレベル人材招致計画「千人計画」への参加を公開した場合、その学者らを恩赦するプログラムを検討している。学者が過去に受けた外国資金を開示すれば、処罰を受ける必要がなくなるという。
2021/01/26
米当局はマサチューセッツ工科大学 (MIT) の陳剛(Chang Gang)教授を電信詐欺、虚偽申告の容疑で、自宅で逮捕した。米司法省の発表によると、米エネルギー省などの支援を受けて研究を行う陳氏は、中国組織との契約に報告義務があるにも関わらず、米当局にしなかった。
2021/01/16
内閣府が設けた国内科学者の組織「日本学術会議」は、かねてから日本の軍事研究を抑制してきた。しかし、自民党議員らは、同会は中国共産党の科学技術機関と連携しているとして、その矛盾を指摘している。
2020/10/05
米国司法省は9月15日にプレスリリースを発表し、ニューメキシコ州の重要な国立研究所の科学者であるトラブ・ルックマン(Turab Lookman)氏が中国の「千人計画」への参加について隠ぺいしたとして、 9月11日に執行猶予5年と7万5000米ドルの罰金を言い渡した。
2020/09/17
オーストラリアのメディアは最近、シドニー工科大学の大物2人と中国軍との関係を暴露し、豪州各界の懸念を呼び起こした。
2020/09/03
米司法省は8月24日、米航空宇宙局(NASA)で研究を担っていた米テキサスA&M大学の教授、成正東(53、Cheng Zhengdong・音訳)氏を虚偽申告や電信送金詐欺の容疑で刑事起訴したと発表した。同氏は米国連邦政府から資金提供を受けながら、中国官製の高度人材獲得プログラム・千人計画に参加し、中国の国有研究機関のために仕事をしていたとして罪に問われている。
2020/08/26
豪シンクタンク・戦略政策研究所(ASPI)はこのほど、中国共産党が違法または法の穴をかいくぐる不正な手段で、海外から高度技術を持つ人材を獲得しているとの報告を発表した。中国の「千人計画」をはじめとする人材獲得運動は、知的財産の窃盗やスパイ行為に関連し、人民解放軍の現代化に使用されている。その中国の求人ネットワークは、日本を含め600拠点あり、規模は拡大しているという。
2020/08/24