中国で大学を出ても就職できない状況は、すでに広く知られている。では、その先で若者たちはどうしているのか。いま増えているのは、「もう一度学校に戻る」という選択だ。
中国メディア『第一財経』によると、近年、大学卒業後にあらためて技術学校に入り直す若者が増えている。背景にあるのは深刻な就職難で、「卒業しても仕事がない」という状態が常態化しているためだ。
こうした中、各地の政府は対策として、技術学校が大学卒業生を受け入れる仕組みを広げている。たとえば北京では、2026年から大卒向けの技術コースを新設。約2年間の課程で、1年は学校で技能を学び、もう1年は企業で実習を行う。修了後は資格を取得し、就職先の紹介も受けられるとしている。
同様の動きは浙江、広東、山東、安徽などにも広がっており、未就業の大卒者を対象にした再教育の流れが全国規模で進んでいる。
しかし、この政策は歓迎一色ではない。ネット上では、「大学のゴールが技術学校になった」といった皮肉や、「4年間で何を学んでいたのか分からない」といった不満の声が相次ぎ、制度そのものへの疑問も広がっている。
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