中国の宝飾チェーン大手「周六福」で販売した銀の腕輪は、当局の検査で純銀の基準を満たしていないと認定されて、販売停止処分を受けた。
同社は「検査方法の違いによる結果だ」と説明し、別の検査機関では基準を満たしていたと主張しているが、近年相次いだトラブルや苦情の多さも重なり、消費者の不信感は収まっていない。
同社は近年、虚偽広告や不適切な販売方法などでたびたび処分を受けてきた。今年の消費者保護キャンペーンでも、一部店舗で商品の重さを十分に説明しない販売方法などを問題視した。
消費者からの苦情も多く、第三者の苦情サイトには約4700件が寄せられている。「宣伝内容と違う」「説明が不十分」「アフターサービスが悪い」といった不満が目立つ。
こうした状況のなか、2025年に加盟店が598店減少した。株価も上場時より約3割下落している。
背景にあるのは、加盟店や外部工場への依存だと指摘する。店舗や生産現場を急速に増やす一方で、本部の品質管理は行き届きにくくなる。急拡大を支えた仕組みが、今になってブランドの信頼を揺るがしている形だ。
宝飾品の純銀を見分けられる消費者は多くない。だからこそ人々はブランドを信じて商品を買う。その信頼が揺らいだことが、今回の問題の最大の痛手と言えそうだ。
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