岸田首相、米パパロ司令官と会談 地域における米軍の貢献に謝意

2024/05/29
更新: 2024/05/29

岸田首相は29日、日本を訪問中のサミュエル・パパロインド太平洋軍司令官による表敬を受けた。地域の平和と安定に対する米軍の貢献に謝意を表し、日米同盟の抑止力向上に向けて連携していく考えを示した。木原防衛相も同日、パパロ氏と会談し、安全保障環境について意見交換を行なった。

首相は、日本は地域と国際社会の平和と安定に責任を果たし、日米同盟の抑止力を向上すべく、パパロ氏ともよく連携していきたいと述べた。地域をよく理解するパパロ氏の就任は「心強い」とし、インド太平洋軍・在日米軍の貢献に謝意を述べた。

パパロ氏は、安全保障環境が一層厳しさを増す中で、日米同盟の重要性はかつてないほど高まっていると指摘。自由で開かれたインド太平洋を実現するため、日本と協力していきたいと述べた。

太平洋艦隊司令官を務めたパパロ氏は5月、アキリーノ前司令官の後任として米インド太平洋軍司令官に就任した。インド太平洋軍はおよそ5万5千人を擁する在日米軍を傘下に抱える。

同日、木原稔防衛相はパパロ氏と会談した。双方は、日米同盟の更なる強化に向けた協力や日本を取り巻く地域の安全保障環境について意見交換を行い、今後も緊密に連携していくことを確認した。

政治・安全保障担当記者。金融機関勤務を経て、エポックタイムズに入社。社会問題や国際報道も取り扱う。閣僚経験者や国会議員、学者、軍人、インフルエンサー、民主活動家などに対する取材経験を持つ。
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