アメリカ国務省は7日、ティラーソン国務長官が3月中旬に日中韓の三国を訪問する予定を明らかにした。中央社が報じた。ティラーソン長官はまず日本に来訪し、韓国を経由して中国を訪問する。日韓の訪問では北朝鮮問題、中国訪問では北朝鮮問題の他に人権問題も議題となる見通し。
8日の記者会見で国務省のトナー報道官は、ティラーソン長官は就任後まずアジア太平洋地域を訪問することを明らかにした。これはアメリカがアジア太平洋地域の安全保障により深く関わり、経済的利益を保護することを示す。
ティラーソン長官は15日に来日し、17日にはソウル、18日には北京を訪問する。日韓両国とは特に北朝鮮の弾道ミサイルの脅威について議論するという。
中国訪問について、ドナルド報道官はティラーソン長官が建設的な関係を構築するつもりだと話す。しかし同時に、ティラーソン長官は貿易や領有権問題、さらに人権問題について中国が国際法に従って行動するよう要求するだろうと強調した。
中国側が韓国のTHAAD配備に反対していることにつき、ドナルド報道官は、THAADシステムは防御用の武器システムで北朝鮮に対抗するためのものであり、中国を念頭に置いたものではないと話した。
(翻訳・文亮)
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