江沢民派高官が失脚、勢力衰退は不可避か

2013/05/13
更新: 2013/05/13

【大紀元日本5月13日】中央紀律検査委員会は国家発展改革委員会(発改委)の劉鉄男副主任(副大臣格)について重大な規律違反の疑いで調べていることを明らかにした。12日、新華網が報じた。

劉氏について、経済誌「財経」の羅昌平副編集長が昨年12月、自身のミニブログで、学歴詐称、巨額不正融資、愛人への脅迫など3つの問題を告発していた。劉氏が当時局長を兼任していた国家エネルギー局は告発をデマとして完全否定していた。

5ヶ月を経た今、劉氏の失脚確定を受け、羅編集長は劉氏の元愛人から汚職の証拠提供を受けて告発に踏み切ったことを明かした。

劉局長はかつて中国駐日本大使館で経済参事官として勤務していたことがあり、女性とは駐在中に知り合い、交際に発展した。その後、関係がもつれたため、何度か女性を脅迫していたという。

劉氏は江沢民元国家主席の側近として国家エネルギー局を掌握した。江沢民元主席の息子に利権を独占された通信事業や、周永康元政治局常務委員に牛耳られている石油業界はいずれも、同局に管轄されている。

同氏の失脚で江沢民一派の勢力後退が加速するとみられる。

(翻訳編集・高遠)