軍用輸送機 C-130J(Getty Inages)
【大紀元日本1月16日】カナダ軍が導入している最新型の輸送機には、中国製欠陥電子部品が内蔵されていることが分かった。輸送機はそれによって、墜落する危険性があるという。カナダ放送協会(CBC)が報じた。
同報道によれば、米上院軍事委員会は14カ月間にわたる調査を経て、軍用輸送機の主力機、C-130Jスーパーハーキュリーズに欠陥部品が組み込まれていることが判明した。一方、昨年5月、当時のカナダ国防次官は米国の調査に対し、同国が購入したC-130Jにはそのような問題は存在しないと否定。しかしその数週間後に明らかになったカナダ国防省の備忘録には、同機種に中国製欠陥部品が発見されたことが記録されており、メンテナンスの中で取り換えていく措置も講じられていた。
これらの欠陥部品は操縦室のモニターに使われている。飛行中に故障した場合、モニターが表示しなくなり、輸送機が墜落する危険性さえあるという。
同部品の正規版は、1990年代に韓国のサムスン社が製造。十数年後、ある中国企業がそれを回収して改造した。サムスンが米上院軍事委員会に通報したため、委員会が調査に踏み切ったという。
CBCの報道はさらに、一部の中国企業は世界範囲で廃棄電子部品を集め、メーカーの標識を消し、新しい部品として「再生」し輸出していると指摘した。
(翻訳編集・叶子)