【大紀元日本2月28日】 中国税関総管理署(General Administration of Customs)が2月25日に公表したところによると、中国の1月度石炭輸入量は前年度同期比81・1%増加した。また、中国から輸出された石炭量は前年度同期比20・4%減の329万トンだったという。米ウォール・ストリート紙は、中国は石炭の純輸入国に転じたと報道し、備蓄のために産出国へ買い占めに走るとみている。
2003年までに、中国は世界における石炭輸出国の2位を占めていたが、国内発電所などエネルギー製造工場の建設投資のために、石炭の需要が大幅に増加したという。
当局の試算によると、2007年中国国内で石炭の需要量は4・2%増加して25億トンに達し、2010年には26億トンに達すると予測している。
北京市に拠点を持つ長貿コンサルティング社の黄騰氏は、中国はエネルギー輸出を抑制するために、一部の石炭輸出関税を10%まで引き上げる可能性が高いとの見解を示し、一方、石炭輸入に対して、北京側はすでに8%の動力石炭輸出税の払い戻しを取消し、一部の石炭の輸入関税は3~5%から1%まで引き下げたという。
これらの情報から中国企業がインドネシアおよびモンゴル等石炭生産国から備蓄するために積極的に買占めへ走るであろうとみられる。
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