【大紀元日本8月10日】中国政府が発表した調査報告によると、改革開廟xun_ネ来、およそ四千人の汚職幹部が五百億ドルを着服し持ち出し、海外に逃亡した事が明らかになった。中央社が7日に報じた。
香港東方日報が伝えた北京大学法学部の儲=(キヘンに鬼)植教授の談話によると、このような汚職幹部は海外で逮捕されても中国に引き渡すケースは非常に少ないという。中国は20カ国と引き渡し条約を締結しているが、汚職幹部の主な逃亡先となっているアメリカ、日本、カナダとの間には引き渡し条約を締結していないという。
中国では、横領などの罪にも死刑を適応しているが、死刑囚は引き渡さないという国際慣例のため、汚職幹部の引渡しは一層難しくなっている。
さらに、中国の銀行は高額な資金の行方を追うことができず、また高額の現金の引き落としを制限していないことも、横領された資金の洗浄を可能にしている。
汚職事件を撲滅するために、これからもっと多くの国と引渡条約を締結し、非暴力犯罪分野の死刑の適応を見直すとともに、金融の監督体制を強化する必要があると法律専門家は指摘している。
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