「スタンドバイミー事件」【私の思い出日記】

大好きな作品である映画「スタンドバイミー」。今でもテーマ音楽が流れると、あの四人の少年たちの姿が浮かんでくる。 わが家にも「スタンドバイミー事件」とよんでいる忘れられない事件がある。今から33年前、息子が中学生の時のこと。私が帰宅すると、息子が頭を抱えて挙動不審の様子をしている。
2023/03/21 小泉道子

写真家が綴る「仕事の話をするのが怖い」トイレ清掃員の父親と家族の物語【感動】

英国人写真家のアカシ(GMB Akash)さんは、自身のFacebookで、生き生きとした表情の写真を公開し、心温まる父親の愛の物語をシェアしました。その写真には、自分が地味な仕事をしていると思う、ある父親が写っています。彼は娘たちの将来の幸せを築くために一生懸命働き、自分がどんな仕事をしているのか、あえて娘たちには話そうとしません。
2023/03/20 嫣華

結婚式の6週間後に戦争で姿を消した夫、フランスで妻と60年ぶりの再会【感動】

「混沌たる人になるよりも平和の犬になるほうがよい」という古いことわざがあります。特に、戦争によって別れるのは辛いものです。結婚して6週間のある新婚夫婦は、夫が戦争に行き60年も待たねばなりませんでした。 これは、CBSニュースが報じた第二次世界大戦中の感動的な話です。
2023/03/17 嫣華

鴨鵝城で遼の兵士を捕える(二)【楊延昭の伝説】

ある日、楊延昭は再び小さな建物に住むようになり、翌朝、夜明け前に急いで起きて戦闘用の鎧を着ました。 すると、護衛兵が訪ねて来て楊延昭に言います。「こんなに早くにどこへ行かれるのですか?」 楊延昭は答えました。「遼の兵士がくる。急いでみんなを起こしてくれ!」   そのことを聞いた護衛兵は、どのように遼の兵士が来ることを楊延昭は知ったのかと疑問に思います。 楊延昭はそのわけを語ります。「目を覚ましてから寝台に寄りかかっていたら、遠くの方で馬の蹄鉄の振動が聞こえ、農場のアヒルとガチョウが落ち着きなく叫んでいたので、遼の兵士に違いないと思ったのだ」。
2023/02/26 仰岳

鴨鵝城で遼の兵士を捕える(一)【楊延昭の伝説】

「宋の史」で有名な北宋の反遼将軍である楊延昭は、20年以上にわたって国境を守っており、遼人(キタン人)は彼を非常に恐れていました。遼人は六郎星座(将軍星座)を宿敵と信じており、楊延昭の知恵と勇敢さ、戦闘力はまるで六郎星座の星が地上に降りて生まれ変わったようで、彼を「楊六郎」と呼びました。 
2023/02/19 仰岳

華麗なるCEOの私生活(第1章)

2005年秋のある寒い日、ニューヨークのマンハッタン通りの舗道には霜が降りしきっていました。アメリカ有数のレディースファッションブランド「ペル」の共同経営者で副社長のゾウ・リーさんは、七つ目の大通りにある仕事場を出て、タクシーで下町の食肉保管庫の一角にあるアパートに向かいました。
2023/02/19 呂琴兒

終生を託された人の道【伝統文化】

春秋戦国時代、斉国に晏嬰(あんえい)という名声の高い賢明な宰相がいました。斉国の君主である景公にはとても可愛がっている娘がおり、晏嬰の有能さを知り、娘を晏嬰に嫁がせようと考えたのです。そこで、景公はわざわざ晏嬰の家を訪れ、二人は胸襟を開いて心行くまで杯を酌み交わしました。

寛容は人心を掴む【伝統文化】

人は間違いを犯すものであり、皆欠点を持つものです。寛大な心で他人を許すのは一種の美徳であり、そうすれば、憎しみを溶かし、悪縁を解き、敵を友に変えることができるのです。

貪らないことを宝とする【伝統文化】

宋の時代に、ある人が一つの宝石を手にいれます。彼はこれを斉の大夫・子罕(しかん)に献上しようとしましたが、子罕はこれを受け取りませんでした。「この玉は宝石の専門家に鑑定してもらった本物の宝石です。あなた様に献上したいのです」といいます。それに対して子罕は、「私は貪りを宝としません。あなたは宝石を宝としているので、もし宝石を私にくれたら、私たちは二人とも、自分の宝を失うことになります。それならやはり各自で宝を保管したほうがいいでしょう」と答え、宝石を受け取りませんでした。

【ものがたり】 虎の恩返し

「善」は美徳であり、プラスエネルギーの循環をもたらします。人々を感動させ、天地万物も感動させます。ここで、中国の唐の時代に、山河に隠居していた人が善行を行い、虎から恩返しを受けたお話をしましょう。
2022/02/20

【古人の知恵】虚栄心を追求したり、溺れたりしてはならない

虚栄心は自己への執着に根ざしており、その人の崇高な志を台無しにしてしまい、偽りの栄光に惑わされ、他人と争って他人を傷つけても、その人自身が最も悲惨なのだ。
2021/12/14

生命にとって一番重要なのは?

にぎやかな町を歩いている時、ふと寂しさを感じたことがありますか? 家族と遠く離れ、友人もいない日々に、孤独や無力感を味わったことがありますか?生命にとって何が大切なのかを教えてくれる、素敵な物語をご紹介しましょう。
2021/04/06

【動画】「片方の靴」受賞映画 意外な結末に

ルクソール・エジプト・ヨーロッパ映画祭2014(Luxor Egyptian and European Film Festivalf)で銀賞を受賞した短編映画「もう片方の靴」(The Other Pair)の意外な結末に、ほのぼのとした気分になった人も多いだろう。
2020/05/21

幼児の言葉の能力を引き出す 物語りやゲーム

オオカミ少女の話を知っていますか?1920年代、インドのベンガル地方でオオカミに育てられた少女の話です。彼女は7歳で保護され、その後、人間として10年間かけて再教育されましたが、亡くなるまであまり言葉を覚えることができず、四つ足で移動しました。
2020/04/19

嫦娥が月に行った本当のわけ

中国古代から伝わる「嫦娥、月にのぼる」という物語をご存じだろうか?前漢の頃に編纂された『淮南子』(えなんじ)に記され、月見の由来であるともいわれている。仲の良い夫婦が引き裂かれる悲劇の物語だが、その裏には、天上での按配があったのである。
2020/04/19

古人が言う 子どもを騙しちゃいけないわけとは

どんな時でも子供を騙してはならない。親は、子供の一番身近にいる手本であり、親の一つ一つの言動が子供に大きな影響を与え、子供はそれをまねようとする。だから、親は、子供の前では特に気をつけて行動しなければならない。ある日、曽子(孔子の門弟、前505‐前435)の妻が町へ行こうとしたところ、幼い息子が一緒に行きたいと泣き出した。そこで妻は子供をあやして、「お家で待っててね。帰ったら、豚を殺してご馳走してあげるから」と言って出かけた。
2020/04/18

与える人と与えられる人

世の中には、富を持てる人と持てない人がいます。どちらの側に生まれても、人に与えるという事は思ったより難しくありません。たとえ施すほどのお金や知識がなくても、ちょっとした親切や温かい笑顔が他人を救う場合もあります。
2020/04/15

言葉による傷は永遠に治らない【子どもの教育に役立つ物語】

子供のいじめ、自殺、暴力・・・昨今、心の痛むニュースが後を絶たない。生まれてきた時は、誰もが純粋で善良だったはずなのに、何が子供たちを悪へと走らせるのか。人生には学校の教科書から学ぶことのできない、大切な価値観があることを子供たちへ伝えることが重要だ。将来を担っていく子供たちに、ぜひ読んでもらいたい物語を厳選した。
2020/04/03

昼には召使い、夜には金持ち

昔、周国に尹と言う大金持ちがいた。彼の家には何百人もの召使いがおり、彼らは朝から晩まで働き、休みはなかった。その中の一人の年老いた召使いは、毎晩同じ夢を見ていた。夢の中で、老人は自分が国王になり、毎日宮殿で宴会を楽しみ、栄耀栄華を極めていた。
2020/03/23

年をとって醜い人を妻にしている理由

晏子(あんし)は、春秋戦国時代の斉国の賢明な宰相であった。斉の国王・景公の愛娘が晏子に嫁ぐことを望んだことから、景公は晏子の家に出向いた。二人が酒を飲んでいるとき、景公は一人の夫人を目にして、晏子に尋ねた。「あの女性はそなたの妻か?」 晏子が「その通りです」と答えると、景公は、「ずいぶんと老いているし、醜い。わしの愛娘は若くてきれいだ。わしの娘を娶って、そばに置いてはいかがかな?」と言った。
2020/03/23

夫の仇 消えた憎しみ

瓊(ケイ)はその人(良)を憎んでいる。5歳の息子にも「あの人のことを決して忘れてはだめよ。あの人は私たちの仇なの」と言った。良のせいで瓊は夫を失い、5歳の息子は父親を失った。
2020/03/09

たった1人で飛行機に乗り込んだ5歳の女の子 思いがけない友達

人の役に立つためにお金やプレゼントを差し出す必要はない。人を思いやり相手のために時間を使うことが、思わぬかたちで誰かの1日を明るく照らすこともある。つまるところ、人との出会いには何らかの意味があり、相手に対してどんな自分を見せるかによって素晴らしい結果がもたらされるのだ。
2019/10/20

8歳の少年が父からお金を借りた驚きの理由!

ここでは何年間かオンライン上で拡散している感動的な物語を紹介する。この物語で全ての親に「子どもは何も必要としない。必要なのは親と過ごす時間である」ということを思い返して欲しい。
2019/09/20

『竹取物語』に秘められた謎(一)

『竹取物語』は、『源氏物語』の絵合の巻に於いて「物語の出で来はじめの祖」と評され、日本最古の物語とされています。伝承された説話をもとに10世紀中頃までに成立し、作者は未詳となっています。
2019/08/16

「しゃべる」ご飯粒が少女に伝えたいこと「食べ物を粗末にしないで」

賢明な教えでは読者のみなさんにとって有益な教訓をご紹介しています。どうぞこの物語をお楽しみください。動物の鳴き声には慣れている私たちも、野菜や植物が音を発することができるのかどうかは普段考えもしません。けれどもし彼らの話を聞くことができるなら、彼らは私たちに何を伝えようとするでしょうか。
2019/08/13

親不孝の報いで、ロバと化す

周抜は明代の浙江省平陽県の人で、幼いときから神童ともてはやされた。彼は、一度目を通した書物はすべて覚えることができ、7歳にして詩を詠み文を作ることができた。16歳のとき、彼は、そのすばらしい詩文で名を馳せ、「平陽の天才」と称された。ただ、人々の称賛と両親の寵愛を受けたことから、彼は次第に尊大で傲慢となっていき、両親、兄弟、そして近所の人たちまで、彼の激しい気性を我慢しなければならなかった。
2019/02/28

夫の仇 消えた憎しみ

瓊(ケイ)はその人(良)を憎んでいる。5歳の息子にも「あの人のことを決して忘れてはだめよ。あの人は私たちの仇なの」と言った。良のせいで瓊は夫を失い、5歳の息子は父親を失った。
2019/02/23

年をとって醜い人を妻にしている理由

晏子(あんし)は、春秋戦国時代の斉国の賢明な宰相であった。斉の国王・景公の愛娘が晏子に嫁ぐことを望んだことから、景公は晏子の家に出向いた。二人が酒を飲んでいるとき、景公は一人の夫人を目にして、晏子に尋ねた。「あの女性はそなたの妻か?」 晏子が「その通りです」と答えると、景公は、「ずいぶんと老いているし、醜い。わしの愛娘は若くてきれいだ。わしの娘を娶って、そばに置いてはいかがかな?」と言った。
2019/02/15

昼には召使い、夜には金持ち

昔、周国に尹と言う大金持ちがいた。彼の家には何百人もの召使いがおり、彼らは朝から晩まで働き、休みはなかった。その中の一人の年老いた召使いは、毎晩同じ夢を見ていた。夢の中で、老人は自分が国王になり、毎日宮殿で宴会を楽しみ、栄耀栄華を極めていた。
2019/02/09