カナダの元外交官コブリグ氏は、中国による約6ヶ月間の単独監禁と激しい尋問を語り、その間に重大な精神的、身体的苦痛を経験したことを明かした。彼は国際的な政治的報復として拘留され、その厳しい状況下での生活と心境を共有した。
外国人を恣意的に拘束し報復的な刑罰を与える中国共産党に対し、諸国は連帯し厳しく批判する態度を示した。11日、北京のカナダ大使館では日本を含む25カ国からの50人以上の外交官が整列し厳しい目線を送るという珍しい形の抗議活動を行った。頻発する外国人拘束事件は、中国通信大手「ファーウェイ」の高級幹部・孟晩舟氏の裁判が行われているカナダへの圧力であるとの見方もある。
2021/08/12
2021年2月、欧州連合を含む約60か国の世界諸国が「国家間の関係における恣意的な拘束に反対する宣言」に署名した。15日、今回の宣言を主導したカナダのマーク・ガルノー外相は声明で、「違法かつ道義に反する行為により、あらゆる国の市民が危険に曝される。これは法治を根底から覆すものだ」と訴えた。
2021/03/05
カナダのジョン・マッカラム(John McCallum)前駐中国大使は11月23日、議会の公聴会で、「中国政府から金銭を受け取ったことはない。コンサルタントとして中国企業から給料をもらった」と証言した。
2020/11/28
カナダ外務省の内部文書は、中国がカナダの価値と利益を脅かす「敵」と形容し、中国との関係を強化する危険性についてトルドー政権に警告していたことが明らかになった。文書は、下院の中国問題委員会が公表した。
2020/02/28
カナダの国会議員らはこのほど、中国の人権問題への取り組みを強化している。12月10日、保守党のサルマ・アトラジャン( Salma Ataullahjan)上院議員は、国際的な臓器取引の不正防止のために、前回の議会で提出した法案を再提出した。
2019/12/20
最近のカナダの世論調査では、カナダ人の90%が、中国には法の支配と人権が欠けていると考えていることが明らかになった。また、70%は、カナダ政府が中国と取引する場合、貿易よりも人権が重要であると考えていることが示された。
2019/12/17