中国の官製メディアは海外の不幸話にご執心だが、さすがに作り話では困る。
4月2日、国営中央テレビ(CCTV)は、空の棚の映像とともに「中東情勢の影響で供給網が混乱し、台湾でレジ袋やゴミ袋が不足し、金があっても買えない状態」と報じた。
だが台湾のネット上では「普通に買える」「全く困っていない」との声が相次いだ。売り場の写真でも商品は十分に並んでおり、報道への疑問が広がっている。
こうしたズレについて、CCTVの元関係者が本紙の取材に対し、「実際の状況と違う内容でも、あらかじめ決められた筋書きに沿って報道することがある」と明かした。適した取材相手がいない場合、用意した内容に合わせて話す人を使うこともあるという。
さらに専門家は、台湾は石油化学産業が整っており、袋が急に不足する状況は考えにくいと指摘。中東情勢と日用品不足を直接結びつける説明には無理があるとする。
一方、華人圏では「また海外の不幸話か」と冷めた受け止めが広がり、国内の不満をそらす意図は見え透いているとの指摘が少なくない。不幸を伝えるだけならともかく、無理に作り出そうとする姿勢には批判も強まっている。

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