中国安徽省(あんきしょう)滁州市(ちょしゅうし)で、豪雨による浸水被害を受けた住宅の映像がSNSで話題になっている。
注目を集めたのは、家の中まで水が入り込んだにもかかわらず、男性がソファに寝転びながらスマートフォンを操作している姿だ。床一面に水が広がり、家具の周囲も水没しているが、男性は慌てる様子を見せない。
妻の王さんによると、大雨は未明から降り続き、朝8時ごろには一階部分が浸水したという。数時間後に水は引いたものの、マットレスやソファ、家電製品などが水に浸かり、被害を受けた。
映像を見たネットユーザーからは、「人生を何周したらこの境地に達するのか」「この精神力は見習いたい」などのコメントが相次いだ。
一方で、「落ち着いているのではなく、もうどうしようもないだけ」「浸水を経験した人なら分かる」「こうなったら水が引くのを待つしかない」といった共感の声も少なくなかった。
安徽省気象台は5月24日、暴雨警報を発表し、滁州を含む各地で大雨への警戒を呼びかけていた。
中国南部では近年、豪雨による浸水被害が相次いでいる。今回の映像は笑いを誘ったが、その裏には、突然押し寄せる洪水と向き合う住民たちの日常がある。男性の落ち着いた姿は、余裕ではなく、自然の力の前で人ができることの限界を映していた。
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