中国 看板外交官が静かに退場

中国「戦狼外交」に変化? 強硬外交官が相次ぎ第一線を離脱

2026/03/09
更新: 2026/03/09

外国を強い言葉で批判する中国の「戦狼外交」。
その象徴とされた外交官たちが、ここにきて静かに第一線から姿を消している。

アメリカ批判で知られる外交官、耿爽(こう・そう)はこれまで「国連の中国常駐副代表」を務めていたが、最近になって中国人民外交学会の副会長へ異動した。

この団体は主に民間交流を扱う組織で、外交の最前線とは言い難い。中国のネット上では「事実上の退場ではないか」という見方も出ている。

もう一人が、前外相の秦剛(しん・ごう)だ。

習近平の信任を受け、駐米大使から異例のスピードで外相に抜擢された人物だが、2023年に突然公の
場から姿を消し、その後外相を解任された。

香港メディアは今回、秦剛がすでに地位を下げられ、早期退職する見通しだと伝えた。

かつて中国外交の「強い顔」とされた外交官たちが、相次いで前線から姿を消している。
中国外交の雰囲気が変わり始めているのか、注目されている。

 

中国の前外相、秦剛(しん・ごう)。2023年、北京(Photo by HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)
李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!