中国では旧正月が終わると、多くの出稼ぎ労働者が都市に戻り、新しい仕事を探す。
今年も求人会場には人があふれている。しかし、肝心の仕事が少ない。
景気の低迷で、企業が採用を減らしているためだ。月給1万元(約22万円)といった比較的高い給与の仕事はごく一部。しかも1日12時間以上働く重労働で、採用されるのは半分以下だという。
一般的な工場の仕事は月給6千元(約13万円)ほど。週6日勤務、1日12時間労働が普通だ。それでも応募者は殺到している。
さらに問題になっているのが、悪質な仲介業者だ。ネットでは「月収9千元(約20万円)以上」「高時給」と宣伝するが、実際はもっと低い賃金を提示する。遠方から来た人の中には、だまされたうえに帰る交通費がなくなるケースもある。
河南省出身の男性は「良い仕事は紹介で埋まる。外から来た人に残るのは、きつい仕事ばかり」と話す。長年働いても貯金ができず、将来が見えないという声もある。
中国では若者の失業や不動産不況が続き、雇用環境は厳しいままだ。年明けの仕事探しは、多くの人にとって厳しい現実と向き合う時間になっている。
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