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中国 「習近平」ワードのせいで米国人気配信者のライブ配信は「終わった」

中国の「見せかけの自由」 敏感ワードの地雷を「踏まされて」ライブ配信封鎖された人気ユーチューバー

2025/04/03
更新: 2025/04/03

中国の恐るべし、厳格すぎる言論統制が再度話題になっていると言う。

きっかけは、YouTubeで3700万人以上のフォロワーを抱えるアメリカの人気配信者IShowSpeed(本名Darren Watkins Jr.)のライブ配信に対する封鎖だ。

彼は中国各地を回ってライブ配信をしてきたが、「習近平」の名前が視聴者から発せられた瞬間、配信が即座に封鎖された。

 

敏感ワード

Speed氏は、上海、成都、重慶など中国各地でライブ配信を行い、中国の地下鉄や国産電動車、飲食文化などを紹介してきた。

そんな彼を、中国国営メディアは「中国の真の姿を伝える」とまで称賛している。

だが、「事件」は起きた。3月26日、彼が北京の街中を移動中に、視聴者の一人が「習近平向你問好(習近平が君に挨拶している)」と発言し、彼のライブ配信は封鎖されたのだ。

以前流出したデータベースによると、中国のネット上で、「習近平」に関するワード敏感用語(禁止ワード)は少なくとも2千はある。

中国政府は、海外メディアや海外のセルフメディア運営者(YouTuberやブロガー)を買収して自身にとって、中共有利になるように情報操作を行っていることは周知の事実。

今回の「禁止ワード事件」は、中国の「見せかけの自由」がいかに脆弱であるかを浮き彫りにしたと言える。

 

中国当局は近年ネット検閲の対象ワードを拡大している イメージ写真(GOH CHAI HIN/AFP/Getty Images)

 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!