在日米海軍兵、スパイ容疑で起訴 機密書類を諜報員に提供

2024/02/22
更新: 2024/02/22

在日米軍は21日、日本に駐留する米海軍の士官がスパイ罪で起訴されたと発表した。少なくとも7回にわたって、米軍が保有する軍事機密を外国の諜報員に渡していたという。

起訴されたのは、ミサイル駆逐艦「ヒギンズ(DDG-76)」に所属するブライス・ペディチーニ上等兵曹。スパイ活動と軍事情報の漏洩、諜報員との接触を軍に報告しなかった罪に問われている。

ペディチーニ容疑者は2022年から2023年にかけて、少なくとも7回外国工作員と接触した。具体的にどのような書類を渡したのか、あるいはどの国に渡したのかは不明だ。

米軍はまた、ペディチーニ容疑者は2023年5月8日から17日にかけて、機密情報を含むコンピューター画面の画像を送信しようとしたため、同月19日には拘束されたと指摘した。

ペディチーニ容疑者は2008年に海軍に入隊し、2009年半ばから戦闘艦に乗務し始めた。彼は、USS マクフォール (DDG-74) と USS カーティス ウィルバー (DDG-54) に勤務し、昨年 4 月に USS ヒギンズで勤務し始めた。

米海軍水上部隊報道官アーロ・アブラハムソン司令官は声明で、「事件は引き続き調査中であり、法的手続きが続いている」と述べた。

大道修
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