【大紀元日本3月30日】国際放送「希望の声(soundofhope.org)」は3月26日、大陸の中国に向けて衛星放送を開始した。希望の声衛星第一放送および衛星第二放送はユーテルサットW5衛星を使い、中国のほぼ全域と台湾、日本などの東アジアや東南アジアの国々へ向けて毎日24時間放送している。
「希望の声」は本拠地を米国カリフォルニア州に置き、2004年3月から中国に向けて放送を開始。現在では毎日14時間の短波および中波による放送が中国全域をカバーしている。また同社はインターネット経由のストリーミング放送や、米国、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパ、台湾、東南アジアなどの多くの都市で中国語と英語による放送を行っている。
「希望の声」の曾勇総裁は、「中国の民衆にこれら二つの衛星放送をお届けすることができることは、非常に喜ばしいことです。これは私たちの進展のマイルストーンとしても意義があり、必ずや中国国外の自由の声と中国の広範の民衆との連携の土台を拡げるものであると確信しております」と述べた。
曾勇総裁の紹介によると、希望の声衛星第一はニュースを主体とした総合局であり、中国の民衆にあらゆる方面のニュース、評論、特集番組など、多くの番組を提供する。また、希望の声衛星第二は音楽や生活を主体とする娯楽局であり、聴取者に清新で深みのある文化番組を提供する。それから特に衛星第二では、中国への衛星放送を希望する他の放送局や番組制作会社に放送枠を提供し、中国の民衆に提供するコンテンツの充実を図る。
「希望の声」の衛星放送は無料でスクランブル信号はかけられておらず、FTA用の衛星放送受信機を使い、受信契約なしで聴取できる。希望の声衛星放送を受信するにあたり受信機に設定するパラメータは以下のとおり。
衛星(Satellite) :Eutelsat W5
位置(Position):東経70.5度(70.5°E)
ダウンリンク周波数(Downlink Frequency) :11334MHz
偏波(Polarity):垂直偏波(Vertical)
FEC:1/2
シンボルレート(Symbol Rate):6511
希望の声衛星放送で使用しているW5衛星のトランスポンダおよび周波数は新唐人テレビ局の放送で使用されているものと同じで、すでに新唐人テレビ局を受信している受信システムなら、再度トランスポンダサーチを行うだけで希望の声衛星放送を受信できるようになる。