仕事で出張をする度に、「社会の治安がよくないから泥棒などに気をつけてね」と妻はいつも私に言います。
出張に出たある日の夜、私は地方のある宿泊所(一部屋に大人数が寝泊りする安い宿)に入りました。案内された部屋には、私の前にすでに1人の見知らぬ客がいました。
ある鉱山労働者が採掘の最中に、誤って爆弾に触れてしまい、その爆発によって亡くなりました。家族はわずかな補償金しかもらえませんでした。大黒柱を突然失った一家の家計は火の車となり、専業主婦だった妻は、どうやって幼い子供を養っていけばよいのか、悩みに悩んでいました。そんなとき、夫が生前働いていた採掘班の班長がやってくるとある提案をしました。
自身が6人の孫たちの祖母でもあるフランスの看護師ソニア・ロッケルは、独自で編み出した沐浴「タラソ式ベイビーバス」で、新生児たちを沐浴させる様子を撮影してきた。
2019/07/13