2026年FIFAワールドカップのグループリーグ、ブラジル対スコットランド戦の後半、34歳のネイマールが途中出場し、981日ぶりにブラジル代表のユニフォームに袖を通した。スタジアムの観客は総立ちとなって歓声を送り、中には感極まって涙を流すファンの姿も見られた。

ネイマールが最後にブラジル代表として出場したのは、2023年10月18日のワールドカップ南米予選だった。この試合で左膝の前十字靱帯と半月板を損傷する重傷を負い、長く厳しいリハビリ生活を余儀なくされた。
現役最後のワールドカップ出場を目指したネイマールは、大きな決断を下した。昨年1月にはサウジアラビアリーグでの高額契約を手放し、かつて若き日にプレーしたブラジル1部リーグのサントスへ復帰した。
その後も負傷との闘いは続いた。今年5月17日、サントスでの試合中に再び負傷し、一時は北中米3か国共催のワールドカップ出場が絶望視された。
それでもブラジル代表のカルロ・アンチェロッティ監督は大きな批判やプレッシャーを受けながらもネイマールを代表メンバーに選出。「彼の技術、経験、そしてリーダーシップはブラジルにとってかけがえのない財産だ」と評価していた。
1か月以上に及ぶ集中的なリハビリを経て回復したネイマールは、グループリーグ最終戦でついに復帰を果たした。
今回がネイマールにとって4度目のワールドカップ出場となる。これまで2014年、2018年、2022年大会に出場し、通算8得点4アシストを記録している。この日の試合は、ブラジル代表として通算129試合目の出場となった。
それまでの128試合では79得点59アシストをマークし、ブラジル代表史上最多得点記録を保持している。年齢や度重なる負傷の影響で、市場価値は全盛期の1億8000万ユーロ(約288億円〜約300億円)から現在は800万ユーロまで低下したものの、その存在感は依然として絶大だ。
試合はブラジルがスコットランドを3―0で下し、グループリーグを締めくくった。ネイマールの復帰は「セレソン(ブラジル代表)」にとって大きな追い風となっている。

ネイマールにとって4度目のワールドカップの挑戦は、まだ始まったばかりだ。ベテランとなったこのスター選手が、今大会でどのような輝きを見せるのか。世界中がその一挙手一投足に注目している。

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