中国 食品安全への不安再燃

中国国有企業の「安心たまご」に基準値69倍の薬剤残留

2026/06/01
更新: 2026/06/01

「国有企業の商品だから安心だと思っていたのに」

中国で、そんな不満の声が広がっている。先日も大手食品メーカー・双匯(そうかい)の豚肉から基準値の約38倍の抗生物質が見つかったばかりだ。食品安全問題が相次ぐなか、今度は国有企業系が販売した鶏卵で問題が発覚した。

山東省煙台(えんたい)市の食品検査で、国有企業系の通販サイトが販売した鶏卵から、基準値の69倍にあたる薬剤を検出した。

検出したのは「スルファ剤」という抗菌薬で、養鶏で使う薬だ。残留量が多い食品を長期間食べ続けると、健康への影響が心配される。

販売していた企業は、「安全・安心」「産地追跡可能」などをアピールしていた国有企業だった。

当局は「問題の商品は市場に出回っていない」と説明したが、生産業者名は公表していない。

ネット上では、「安心だから買ったのに」「生産元も明らかにすべきだ」と批判の声が上がっている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!