中国 資金状況や通信、社会関係まで審査対象に

中国でパスポート申請が異様な厳格化 手続き煩雑で断念の声

2026/04/03
更新: 2026/04/03

湖南省武岡市で、パスポート申請の手続きが異常に厳しくなっている実態が明らかになった。

住民によると、従来よりも大幅に手続きが増え、少なくとも5つの機関による審査を通過しなければならないという。

さらに、出国に関する審査では、資金状況や通信履歴、社会関係など複数の側面が確認対象になっている。

こうした厳格な手続きに対し、住民からは不満の声。
「必要な書類が多すぎて揃えられない」「事実上、出国させない仕組みだ」といった声もあり、手続きの途中で申請を諦めるケースも出ている。

出国の自由は本来、誰もが持つ基本的な権利である。しかし今回のように手続きが複雑化し、審査が過剰に広がれば、制度としては存在していても、実際には利用できない状態になる。

住民が「諦めるしかない」と感じている現状は、すでに見えない形で出国の自由を制限し始めていることを示している。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!