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中国 元弁護士が語る、中国で正義が踏みにじられる現実

「中国は冤罪だらけの国」「法は正義ではなく独裁の道具」 元弁護士が明かす【独自取材】

2025/09/26
更新: 2025/09/26

米ロサンゼルスで2025年8月、元中国の弁護士・周君紅(しゅう・くんこう)氏は本紙と姉妹メディアNTD新唐人テレビの合同取材に応じ、中国司法の暗部を告発した。

湖南省の農村に生まれた周氏は、幼い頃から当局の横暴を目の当たりにしてきた。北京大学で法律を学び、刑事弁護士として活動したものの、目の当たりにした現実は、冤罪だらけの裁判だった。証拠がなくても重刑が下され、弁護の内容すら改ざんされる。「法律で自分を守れると思って弁護士になったが、間違っていた。中国の司法は独裁を守るための道具にすぎなかった」と周氏は断言する。

米国滞在中、周氏はSNSで中国共産党(中共)を批判する投稿をしたことでアカウントを封鎖され、警察から警告を受け、雇用契約も解除された。さらに弁護士資格も強制的に取り消され、帰国すれば投獄されるのではと恐れ、帰国を断念せざるを得なかった。

「司法の独立も言論の自由もない体制では、誰一人として安全ではない。共産党が存続する限り、正義は回復しない」と周氏は訴える。いま周氏は海外で、法律を通じて中共に虐げられる人々の権利と正義を回復することに力を注いでいる。

 

(左)周君紅氏が弁護士として活動中に受けた表彰。(右)深圳での執務時に依頼人から贈られた感謝状。(本人より提供)
李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!