最近、中国共産党(中共)は2月の都市部調査に基づく失業率を5.4%と発表したが、国民はこの公式データの信憑性に疑問を抱いており、実際の雇用状況を考慮すると、中国の実際の失業率は公式発表を大きく上回っていると見ている。
中国国家統計局は3月17日に、2月の都市部調査失業率が5.4%で、1月より0.2ポイント上昇したと発表した。地元戸籍労働者の調査失業率は5.6%、外来戸籍労働者の調査失業率は5.0%、31の大都市における都市部調査失業率は5.2%であった。
中共が発表したデータは、ネットユーザーの疑念を引き起こし、多くの人々が公式の失業率が実際よりもはるかに低いと考えている。失業率が40%に達するとの推測や、50%の可能性を指摘する声もある。
浙江省の民間企業経営者、祁氏は「このデータは明らかに不正確だ。なぜなら、私の周りでは、姉の子供を含め、大学を卒業しても仕事が見つからない状況が続いているからだ。友人の中にも、今でも親に頼って生活している人が何人かいるが、仕方がない。この失業率は偽造されたデータだ。今では大学卒業生でも配達の仕事に就けないほど人が多いのだから、このデータが正確であるはずがない」と語った。
元湖南省統計局職員の李氏は、「実際、中国の失業率は30%をはるかに超えていると思う。なぜなら、私の周りの友人の失業状況、特に最近の失業状況を見ると、我が国の経済はもはや回復不可能な状態にあると言える」と述べた。
近年、中国経済は著しく衰退し、失業率が急上昇している。
元湖南省統計局の李氏は、中共の統計データが完全に偽造されていると主張している。
李氏は「我が国は官僚主義の国家で、上の立場の者が下の者を抑圧する。そのため、下の者は上層部の意向に従い、偽造を重ねるしかない。正直に言えば、この国に希望はなく、真実は存在しないのだ」と語った。
北京大学の経済学副教授、張丹丹氏は2023年に研究を発表し、中国の若者の実際の失業率が最高で46.5%に達する可能性があり、2023年に公式に発表された21.3%を大きく上回ると指摘した。
今年、中国では1222万人の大学卒業生が社会に出ることになり、過去最高を記録し、就職の圧力は非常に高まっている。
上海のある大学の教師が最近ネット上に次のように投稿した。
「校長によると、我々の外国語学部の今年の卒業生の就職率はわずか7.69%で、100人以上のうち9人しか就職が決まっていない」
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