元商人の燕氏が入手した内部情報によると、中国北部のある都市の刑務所で、少なくとも3名の法輪功学習者が残酷な手段で迫害されて死亡したことが明らかになった。
燕氏は、元商人としての立場から、刑務所の厳重管理班の班長だった友人から得た一次情報をもとに、この刑務所で3名の法輪功学習者が迫害によって命を落としたのを目撃したと語っている。
燕氏は「1人目は錢棠才(せん・とうさい)さんという法輪功学習者で、拷問を受けて独房に閉じ込められた。ある日、上層部から『今晩2時に30分間停電するから、その間に処理してしまえ』という指示があった。2006年2月のある夜、4、5人の厳重管理班のメンバーが行動を取った。具体的には非常に残酷で、電線で絞殺された」と証言している。
さらに、燕氏はこの刑務所内で他の法輪功学習者も迫害によって死亡したことを明らかにした。
燕氏は次のように語っている。
「もう一人は王新博(おう・しんはく)さんで、2006年にいくつかの措置が取られた。王新博さんは信念が非常に強く、認罪書を書かずにハンガーストライキを行った。共産党はこのハンガーストライキに対処できず、王氏を消し去る措置を取った。王新博さんが亡くなった際、内臓は重傷を負い、全身に内傷があり、両脚は腫れ上がり、目は閉じておらず、重度の浮腫が見られた」
燕氏は、迫害によって死亡した3人目の法輪功学習者が呂震(りょ・しん)氏であると述べている。
燕氏は次のように語っている。
「呂震さんは1976年7月25日生まれの大学生だ。2009年6月20日の夜、拷問を受けている最中に突然亡くなった。その光景は目を覆うほどであった」
燕氏が知る限り、この刑務所で拷問によって障害を負った法輪功学習者は100人近くに上る。
明慧ネットの統計によると、2024年だけでも164名の法輪功学習者が迫害によって亡くなったことが判明しているが、これは氷山の一角に過ぎない。
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