世界遺産にも指定されている中国有数の景勝地「西湖(せいこ・浙江省杭州市)」は、中国の四大民話伝説「白蛇伝」の舞台にもなった場所だ。
このほど、この西湖のほとりにある喫茶店は、「ヘビ年」ということもあり、新メニューとして「ヘビ・コーヒー」の販売をはじめた。
この「ヘビ・コーヒー」には、「白蛇伝」に登場する白蛇と青蛇の妖怪の名にちなんだ、「白素貞」と「竹葉青」という名がついている。
「ヘビ・コーヒー」を注文したら、そのカップには小さな蛇の飾りがもれなくついてくる。
しかし、これはただの飾りでなく、本物のヘビ(干したもの)なのだ。
なかには「ヘビ」をかじってみて「本物だ!」と驚く人もいるという。
「ヘビ・コーヒー」
「コーヒーカップの飾りつけに使用しているのは無毒の食用可能なヘビを干したもので、主に装飾用だ」とコーヒーショップの店長は強調している。
メニューのアイディアはやはり「白蛇伝」の神話からヒントを得たそうだ。
なお、ネットで物議を醸している「ヘビ・コーヒー」に関しては、「ヘビの干物をかわいいと思う客もいれば、怖いという人もいる」と店長いわく評価が二分化している。
このコーヒーショップではほかにも、小麦粉で作られた「魚」が浮かぶ、「西湖草魚の甘酢煮ラテ(西湖醋魚拿鐵)」という変わったメニューも出している。

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