中国語で「紅旗(ホンチー)」は文字通り、赤い旗という意味で、中国の国旗を指すこともある。
この「紅旗」を冠した中国の高級国産車の話題が最近、熱い。なお、「紅旗」車は中国共産党(中共)幹部が好んで乗るため、権威の象徴ともされている。
「特権」をわずか数秒で説明してしまうある動画がこのほど、中国のネット上で炎上中である。
撮影されたのは今月13日、北京の東城区だ。街中で「京A00086」ナンバーの「紅旗」セダンは、停車していた所から走行まで、いくつもの交通違反をした。それなのに、その「違反車」のすぐそばにいた少なくとも2人の交通警察は、それが「見えなかった」。
「京A」ナンバー
北京で「京A」のナンバープレートを掲げる車はたいてい政府機関の車、つまり特権のシンボルだということを現地人は知っている。
そして同じ「京A」でも、後ろの数字が100以内の場合は権力中枢・中南海の公用車である可能性が高い。
「京A」ナンバーは時に闇市場で高値で取引されることもある。約30万元(約625万円)もするナンバーを買える力があって、なおかつ北京の町で、それを走らせる度胸ある人の場合は、間違いなく中共の上層部と密接な関係を持つ財界の大物。そのため、下っ端の交通警察としては、そのようなお相手が何をしようが、見て見ぬふりしたほうが身のためだというのだ。
関連動画には、「罰金稼ぎの反社集団と悪名高い交通警察をも瞬時に『失明』させる『京A』ナンバーは恐ろしすぎる、一庶民は特権には勝てないから、今度街中で出会ったら一目散に逃げます」といった嘆きが殺到した。
なかには、「いいや、特権なんてない。中国は法治国家だ、いかなる反論も断じて受け入れらない」といった中国外交部風の決め台詞をまねたコメントも目立つと言う。
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