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社会問題 福建省で数十名の親が街頭で土下座 失踪児童の行方は?

「これが失踪したうちの子の写真だが、どこかで見なかったか?」 中国で響き渡る失踪児童の親たちの叫び【動画あり】

2025/04/03
更新: 2025/04/03

中国各地で、子供が突然行方不明になる事件が後を絶たない。

失踪児童の家族は、絶望の中で「尋ね人」の看板を掲げ、街中で土下座し、行き交う人々に助けを求めた。この光景は、すでに中国の社会問題の一つとなっている。

失踪した子供たちは、人身売買の被害者なのか、それとも違法な臓器移植の犠牲となったのか?

 

画像(左)はネットから商品を購入した市民に商品とともに届けられた「尋ね人広告」、店の善意によって入れられている。画像(右)は失踪した子の写真や画像を服にプリントして、集団で子探しをする親たち(スクリーンショット)

 

福建省の街角

3月30日、中国福建省漳州市の街なかで数十人の失踪児童の親が「尋ね人」ポスターの上に跪き、通行人に対して、失踪したわが子の情報提供を涙ながらに乞うた。

「もし私たちの子供が生きているなら、どうか返してください。もし亡くなっているなら、その真実を教えてください」と、泣き崩れる親たちは訴えた。

 

(2025年3月30日、中国福建省漳州市年の街角で)

失踪した子は「臓器狩り」に遭い、すでに臓器を抜き取られてボロ雑巾のようにどこかの海に捨てられ、あるいは埋められているかもしれない。

さもなければ、「人身売買」の手におちてどこか遠い町に売られて、飼い主の「奴隷」になっているかもしれない。

あるいは、「乞食ビジネスを専門とする犯罪集団」に身柄をコントロールされて、悲惨な姿にされて乞食をやらされているかもしれない。

親たちは、失踪した我が子が直面するであろう悲惨な運命を百も承知だ、それでも探し続けようとしていて、親心はどこまでも一筋だ。

普段の生活を切り詰めて貯蓄した少ない預金を手に、国じゅうの乞食を確認する親も少なくないと言う。

 



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失踪した我が子を9年間探し続けた中国の母親がガンで死去。

 

「これが失踪した我が子の写真だが、どこかで見なかったか?」

道行く見知らぬ人に絶えず尋ねる親たちの背中を見ていると、こちらまで悲しくなって、心も震えてくる。

しかし、中国当局は、この問題を積極的に取り上げることはなく、むしろ沈黙を貫いている。そのため、多くの親が自力で情報を集めるしかない状況なのだ。

 



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李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!