新型コロナ最終報告 中共のパンデミック隠蔽に責任追及を=米下院委員会

2024/12/06
更新: 2024/12/06

アメリカ議会下院の新型コロナウイルスパンデミック特別委員会は、2年間の調査を経て、12月2日に最終報告書を発表した。この報告書では、ウイルスが中国の研究所から漏洩した可能性があることを認めている。

この報告書は520ページにわたり、タイトルは「新型コロナパンデミック事後レビュー、教訓と今後の道筋」だ。

報告書は、中国共産党(中共)がパンデミックを隠蔽し、WHOに適時に通知せず、その後も重要な情報を隠蔽していたことを指摘している。また、「国際保健規則」第6条および第7条に違反しており、中共の責任を追及すべきだと述べている。

さらに、報告書ではワクチン接種や公衆衛生の指導、救済基金などの問題が議論され、6フィートの社会的距離とマスク着用義務では、ウイルスの拡散を効果的に制御できなかったとの認識である。また、ロックダウン措置は経済やアメリカ民の健康、子供の発達に対して、利益よりも害が大きかったと指摘している。

同小委員会の委員長、ブラッド・ウェンストラップ下院議員は議会への書簡で、「この作業は、アメリカと世界が次のパンデミックを予測し、対応の準備を整え、影響から私たちを守り、希望を持って予防するのに役立つだろう」と述べている。

統計によると、新型コロナウイルスのパンデミックは、110万人のアメリカ人の命を奪った。

ウェンストラップ議員はさらに、「公衆衛生当局者はアメリカ人の信頼を取り戻すために努力しなければならない。アメリカ人は、教育を受けることを望んでおり、押し付けられることを望んでいない」と述べた。