9月以来、広東省でデング熱が感染拡大している。
広東省広州市疾病予防コントロールセンター(CDC)は15日、「10月7~13日期間中、全市におけるデング熱感染患者(新規)は437人(前週より185人増)、うち重症患者3人」と公表した。
現地の病院(「南方医科大学南方医院」)の感染症センターの彭劼主任によれば、いまは発熱患者の半数がデング熱と診断されているという。
デング熱は、蚊に刺されることによってデングウイルスに感染する疾患で、急な発熱、発疹、頭痛、関節痛、吐き気や嘔吐などの症状を発症する。ほとんどの感染者は1~2週間で好転するが、一部の感染者は重症化し、死亡するケースもある。
現在のところ、デング熱に対する特効薬はなく、治療は症状に応じた対症療法が基本。 脱水予防として、経口による水分補給や点滴での補液が重要となる。
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