恐怖!景勝地の絶叫マシンが「故障」 観光客数十人が空中に「3分間も宙づり」=中国・重慶市

2024/05/07
更新: 2024/05/07

今月4日、中国重慶市の景勝地にある絶叫マシンが運行中に突然故障し、数十人の観光客が約3分近く宙づりにされる「事故」が起きた。

「吊られた」乗客はその後、全員無事救助され、けが人はいなかったものの、めまいなどの不調を訴える人がいる。

中国メディアによると、故障が起きた絶叫マシン「大擺錘」は景勝地のなかでも大人気の乗り物で、いつもは少なくとも1時間以上並ばないと乗れない。

事故発生時、マシンは最初は正常に運行していたが、「最高地点」にまで上昇したとき、突然空中で「停止」した。突然の故障で乗客らは空中に宙づりになったまま身動きが取れず、パニックに陥った。

現場の目撃者の1人によると、「最初は、これもスリリング体験の一部かと思っていた。しかし、時間が経つにつれて、何かがおかしいとわかった。宙づり状態は少なくとも2〜3分間は続いたと思う」という。

また、現場の様子を撮影した市民によると、「宙づりになった乗客はみんな絶叫し、なかには嘔吐する人もいた。怖すぎる!」と振り返った。

突然停止した絶叫マシンはその後、なんとか「直り」、宙づりにされた乗客たちは無事着陸できたが、一生忘れられない「思い出」になったに間違いない。

この景勝地「美心紅酒小鎮景区」は先月25日、国が定める「観光地の等級」で最高レベルより1つ下の「4A」ランクに認定されたばかりだった。

事故発生の翌日(5月5日)、景勝地側の職員は同事故について「故障ではない」と回答している。「当時は満員状態だった、マシンが頂点に達した時、左右の重さがちょうど均衡点に達したため、動かなくなっただけだ。後に手動で戻した」と主張した。

景勝地の職員の主張をめぐって、SNS上では「信じないぞ!絶対に故障だ」「無責任すぎる回答だ!」「何分も逆さ吊りにされると頭に血が溜まって致命傷、危険すぎる」といった非難が殺到している。
 

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李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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