またも集合住宅で大規模爆発 建物に巨大な穴、原因はまだ不明=中国 遼寧

2024/02/20
更新: 2024/02/20

今月19日午後、遼寧省丹東市にある集合住宅の13階で「壁に大きな穴」が開くほどの激しい爆発が発生した。

この爆発により、周囲住宅の窓ガラスが粉々になるなどの被害が出ている模様だが、死傷者に関する公式発表はまだ出ていない。

付近の市民は、中国メディアの取材に対して「ガス爆発ではないか」と語っている。

(爆発があった集合住宅の部屋から、激しく黒煙が上がっている)

頻発する爆発事故

中国では近年、集合住宅や飲食店などで「重大なガス爆発事故」が多発している。そのため、飲食の客だけでなく、付近の住民や通行人などもふくむ多くの市民が巻き添えになり死亡している。

今月13日、河北省邢台市の集合住宅でも大規模な爆発が発生した。画像に映るその凄惨な光景は、まるで爆弾が落ちた戦場の街と見まごうほどである。

そうしたことから、爆発原因についてネット上では、単なるガス爆発のような「事故」ではなく、誰かが強力な爆発物を用いた「復讐ではないか」ともっぱらの噂である。

しかし、この爆発「事件」について伝えた中国メディアの報道および転載された記事などは、全て削除され、現地当局による発表は1週間経った今も出ていない。中共当局が、またしても情報封鎖に乗り出した模様だ。 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
鳥飼聡
二松学舎大院博士課程修了(文学修士)。高校教師などを経て、エポックタイムズ入社。中国の文化、歴史、社会関係の記事を中心に執筆・編集しています。