中国ではこのほど、南部の福建省や広西チワン族自治区などが連日豪雨に見舞われた。一方で、北部の河北省などは最高気温が40度以上に達している。
河川管理当局である水利部(省)は19日、浙江省西部と北東部などに対して土石流のオレンジ色警報を、江西省東部などには土石流のレッド色警報をそれぞれ発令した。最高レベルの警報であるレッド色警報が発令されたのは今年初めて。
また国営中央テレビ(CCTV)は、南部・珠江水系の最大の支流である西江が急激に増水しており、周辺地域は20日に洪水に見舞われると警告した。
広東省韶関市や福建省松渓県などの地域では、今月中旬に記録的な大雨で洪水が発生した。
その一方で、河北省、河南省、山東省などでは猛暑が続いている。中央気象台は19日、河北省などに対して高温オレンジ警報を発令した。
河南省鄭州市の住民の余さんは19日、「今年は特に暑い。気温が高すぎてアスファルトの道路が変形した」と大紀元に語った。余さんによると、トウモロコシ畑などは高温で干上がったという。
余さんは南部の洪水と北部の猛暑について、「今年の気象は本当に異常だ」と話した。
(翻訳編集・李凌)
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