岸田文雄首相は16日午後6時頃、英国のジョンソン首相と電話会談を行った。両首脳は、ウクライナ情勢の緩和に向けて連携することを確認するとともに、安全保障・防衛分野での協力の深化と、日本産食品の規制撤廃について話し合った。
会談は午後6時12分から約25分間にわたって行われた。ウクライナ情勢については、重大な懸念を持って注視し、力による一方的な現状変更を認めず、緊張緩和に向けた外交努力を継続し緊密に連携していくことで一致した。
日本とイギリスの安全保障分野での協力を深化させることも確認した。岸田首相は会談後記者団に対し「自由で開かれたインド太平洋をはじめ、安全保障、外交、あるいは経済、貿易、こういった分野において、引き続き関係を強化していく」との考えを示した。
日英の協力には、日英円滑化協定に向けた交渉のほか、防衛装備や防衛技術移転協力なども含まれるという。
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さらに岸田首相は、英国による日本産食品への放射性物質輸入規制の撤廃に向けた手続を進めるよう求めた。
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