「墨を金のごとく惜しむ」は、一筆もおろそかに書かない、あるいは、軽々しく筆を下ろさないことのたとえで、後に洗練の努める意として使われます。
歴史に遡り、世界各地の各王朝が移り変わる際に、道徳的に堕落した人はどのように神様の教えに背き、滅亡に至ったのか。そして、高潔な芸術家がどのように歴史の教訓を作品に記録し、世代から世代へと引き継がれ、後世を警告しているのかを見てみましょう。
東洋絵画の技法、没骨法は東洋絵画の技法の一つだ。没骨の「没」は「見えない」という意味で、「骨」はここでは「輪郭」を意味している
2022/03/12
浅絳山水(せんこうさんすい)とは、水墨の輪郭と着色の上に、代赭色(たいしゃいろ)を原色として施した淡彩の山水画のことです。中国山水画の着色技法の一種であり、他のジャンルの山水画の基礎でもありながら、中国伝統絵画の中でも難度の高い技法の一つです。その方法は、濃淡、乾湿それぞれの墨で様々な輪郭線と構図を描いてから、淡い代赭色をメインカラーとして使用し、山石や木の幹を染め、最後に淡い花青色系で仕上げていきます。
2021/02/19