中国 泥棒の身勝手な願い

「神様、20円で許して!」中国のお賽銭泥棒

2026/11/01
更新: 2026/10/31

悪いことをすれば、バチが当たる。そう思ったのだろうか。

中国で、寺院のお賽銭を根こそぎ盗んだ男が、立ち去る際にわずか1元(約20円)を神前に置き、神様に許しを請うという、なんとも身勝手な事件が起きた。

10月下旬、中国福建省泉州市の寺院で起きた事件だ。

防犯カメラには、男が周囲を何度も見回し、人がいないことを確かめてから賽銭箱に近づく様子が映っていた。

男は特殊な道具を使い、箱の中のお札を一枚ずつ引き抜いてポケットへ。約2000元(約4万7000円)を盗んだ。ところが、立ち去る際、男は神前に1元を置いていった。

中国では1元は紙幣も硬貨もある身近な少額通貨。日本でいえば、小銭を一枚置いていくような感覚だ。

その後、38歳の男は警察に身柄を拘束され、盗まれた金も回収された。男には12日間の行政拘留処分が科された。

取り調べに対し、男は盗みを認め、1元を残した理由について「神様に許してもらいたかった」と説明したという。

4万円を根こそぎ盗んでおきながら、神様へのおわびは、たったの約20円。

神様が許したかどうかは分からないが、警察は見逃してくれなかった。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!