小泉進次郎防衛相は4日の記者会見で、熊本地震の被災者支援に投入する民間船舶「はくおうⅡ」が、同日夕方ごろに熊本県の八代港へ到着する予定だと発表した。5日午後2時から、船内の入浴施設と冷房を備えた休憩スペースの提供を始める。
「はくおうⅡ」は8月1日に兵庫県の相生港を出港し、3日に姫路港で給水・給油を完了。その後熊本へ向かい、4日夕方に八代港へ入港する予定だ。
同船は総トン数約1万7千トンで、大浴場や多数の客室、食堂などを備え、最大700人を収容できる能力を持つ。海自の部隊・物資輸送のほか、大規模災害時には被災者を受け入れる「ホテルシップ」としても活用される。
翌5日午後2時からは、同船を使った入浴支援とクーラーの効いた休憩場所の提供を開始する。避難生活が続く中、熱中症対策としての狙いもあるとみられる。準備が整い次第、支援内容は食事や宿泊にも順次拡大する方針だ。
原則として利用前日に県の専用フォームから申し込む必要がある。小泉氏は、熊本県のホームページに加え、案内資料に掲載されたQRコードからも申し込めると説明した。防衛省のホームページやSNSにも申し込み先へのリンクを掲載するほか、県内の避難所でも整理券を配布する予定である。
7月28日に発生した令和8年熊本地震では、熊本県内で最大震度7を観測した。防衛省・自衛隊は、給水や入浴、洗濯、充電、物資輸送などの生活支援を続けている。
3日時点では、自衛隊が約5100人態勢で活動していた。八代港では、掃海母艦「ぶんご」による洗濯や充電支援が行われた後、大型輸送艦「くにさき」が任務を引き継ぎ、入浴、洗濯、充電、健康相談、子ども向けスペースの提供などを実施している。
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