国際 違法カジノや麻薬取引を運営か

タイで中国系犯罪拠点を摘発 ホテル丸ごと秘密アジト化

2026/07/27
更新: 2026/07/27

タイで、中国系犯罪組織の拠点とみられるホテルに大規模な捜索が入った。タイ警察は7月26日、100人以上の警察官を動員し、バンコク近郊ノンタブリー県のホテルを一斉捜索した。

警察によると、このホテルは中国人が運営する中国系グループが建物を丸ごと借り上げ、中国人客だけを相手に営業していた疑いがある。2階から6階までは客室として使われ、7、8階は違法カジノや麻薬取引の場所に改装されていたとみられる。売春などの違法サービスも行われていた疑いがある。

館内は厳重に管理されていた。客が到着すると駐車場の警備員が無線で連絡し、カードキーがなければ利用できないエレベーターで6階へ案内。そこから階段で7、8階へ移動し、鍵を持つ関係者に扉を開けてもらう仕組みだった。清掃員も立ち入りを禁じられていたという。

捜索では40人以上の宿泊者を確認し、中国人の男1人を麻薬の所持・販売容疑で逮捕。不法入国のミャンマー人3人も拘束した。

現場からは麻薬や薬物の包装器具、サイコロやチップなどの賭博用品のほか、現金約11万バーツ(約54万円)、銀行口座の資料、ATMカード、携帯電話、防犯カメラの映像など200点以上を押収した。

タイでは近年、中国系犯罪組織が関与する詐欺や違法賭博、麻薬、売春、名義貸しなどの事件が相次ぎ、中国人による違法ビジネスは警察や社会の注目を集めている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!