中国で今秋、多くの大学が授業料を引き上げる。特に理工系や医学部、一流大学の人気学科で値上げが相次ぎ、一部では3割を超える。
背景には地方財政の悪化がある。不動産不況などの影響で大学への補助金が減り、不足分を授業料で補おうとしているためだ。
河南省では理工系の年間授業料が3700元から5千元(約12万円)へ約35%上昇。上海の名門・復旦大学や上海交通大学でも、医学部などの学費を引き上げる。
中国のSNSでは、「大学へ行くこと自体がぜいたくになった」など、学費の高騰を嘆く声が相次いでいる。
農村部や低所得世帯では、授業料に寮費や生活費も重なり、進学先や志望学部の変更を迫られる家庭も少なくない。
大学は未来への入口であるはずだ。だが中国では今、その入口にまで値札が重くのしかかっている。
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