台湾の空港で、撮影禁止エリアを無断で撮影し、その映像をSNSに公開した中国人インフルエンサーが、2年間の台湾入国禁止処分を受けることになった。
問題となったのは、中国のSNSで活動する「天上白羊」が公開した動画だ。動画には、台湾・桃園国際空港の手荷物検査場や入国審査場など、一般の利用者が自由に撮影できないエリアや勤務中の職員の様子が映っていた。
さらに動画では、台湾を「中国台湾」と表記していた。
この表現は、中国政府が「台湾は中国の一部」と主張する立場に沿った呼び方で、中国では広く使われている。一方、台湾では自分たちの主権や立場を否定する政治的な表現と受け止める人も多く、今回の動画は撮影ルール違反だけでなく、この表記についても大きな反発を招いた。
台湾の移民署によると、この人物は昨年11月に台湾を訪れた際、小型カメラのような機器を使って、空港の撮影禁止エリアや税関、ATM周辺などを撮影していた疑いがある。こうした場所は、安全対策や利用客のプライバシーを守るため、撮影を制限している。
当時すでに出国していたため、その場で処分はできなかったが、台湾当局は関連法令に基づき今後2年間、台湾への入国を認めないことを決定。さらに、今後入国を申請した場合も、通常より厳しく審査するとしている。
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