中国で、弁護士の仕事に「共産党の方針に従うこと」を明記する動きが出ている。
全国人民代表大会(全人代)では、弁護士法の改正案が審議された。その中には「弁護士業務は中国共産党の指導を堅持する」という内容が含まれている。
これまでも中国では、政府に不都合な事件を扱った弁護士が拘束されたり、資格を失ったりすることがあった。ただし、それは主に運用や圧力として行ってきた。
今回のポイントは、その仕組みを法律に明記しようとしていることである。
本紙の取材に応じた中国本土の複数の弁護士は、「弁護士が依頼人よりも政治を意識しながら仕事をすることになる」「今後は人権問題を扱う弁護士がより強い監視対象になる」と懸念。
また、中国の弁護士協会も今回の改正案に支持を表明し、「弁護士は党中央と高度な一致を保つべきだ」との立場を示した。
一方、この改正案はまだ審議段階であり、成立が確定したわけではない。ただし、中国ではこうした法案がそのまま成立することも多く、今後の行方が注目されている。
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