ピート・ヘグセス米国防長官は土曜日、欧州の移民危機によって大陸が「危険な思想」に侵食されていると警告した。その上で、欧州には「その侵略」に対処する覚悟があるのかと問いかけた。
第二次世界大戦中のノルマンディー上陸作戦を記念してフランスで行われたスピーチの中で、ヘグセス氏は次のように述べた。「悲しいことに、今日、かつてとは異なる欧州の海岸が、異なる危険な思想によって襲撃されている。スペイン、イタリア、ギリシャ、そしてブルガリアの海岸だ。ボートと男たちが押し寄せている。欧州の首都(各国政府)は、いつになったらその侵略に対して行動を起こすのだろうか。それとも、もう遅すぎるのだろうか。そうではないことを祈るし、そうではないと信じている」
6月6日は、米国、英連邦、およびその同盟国からなる約13万3千人の軍隊がノルマンディーの海岸に上陸したD-Day(上陸決行日)の82周年にあたる。同盟国側の死傷者は1万300人に達し、同月末までに85万人以上の兵員が上陸した。
ヘグセス氏のコメントは、トランプ氏が2025年7月に記者団に対して語った発言と酷似している。
スコットランド滞在中、トランプ氏は記者団に対し、「移民問題に関して、しっかり対処しなければ欧州は崩壊するだろう。しかし、あなたがたは自分の国でそれを許してしまっている。欧州の多くの国で起きているこの恐ろしい侵略を止めなければならない。……この移民が欧州を滅ぼしつつあるのだ」と語っていた。
また、ヘグセス氏は土曜日、D-Dayにおける米軍兵士の犠牲についても言及した。
「その任務は過酷を極めた。不可能な任務であり、決死の任務であり、自由な人間たちの任務であった。……米軍はナチスの戦争マシーンを打ち砕き、大陸を解放するための大いなる十字軍の先頭に立った」と彼は述べた。
さらにヘグセス氏は、すべての同盟国が軍事作戦においてそれぞれの役割を果たすことの重要性を強調した。
「それぞれの国が自らの責任を果たし、それぞれの国が血を流した。アメリカは主導するし、主導しなければならない。しかし、能力のある同盟国もまた、重要な局面においては、我々と共に肩を並べて最前線に立たなければならない」とヘグセス氏は述べた。
式典には29人の第二次世界大戦の退役軍人が出席した。
その中には、107歳の退役軍人であるアート・ローズ氏の姿もあった。彼は海軍の退役軍人であり、D-Dayの上陸作戦時にオマハ・ビーチで機関士官として従軍していた。
フランス滞在中、ヘグセス氏はカトリーヌ・ヴォトラン仏軍事大臣と会談した。
会談後、ヴォトラン氏はXに次のように投稿した。「私たちは、より強固なNATOにおける欧州の役割強化、ウクライナ支援、ホルムズ海峡での航行の自由のほか、レバノンやインド太平洋の情勢について話し合った。欧州で国家の自由が脅かされている今、このD-Day記念日にあたり、仏米両国は250年間にわたり強固な友情を築いてきた絆を改めて確かめ合っている」。
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