中国 不正は認定 告発者は制限

中国の学術界 不正より怖いのは「不正を暴く人」か

2026/06/01
更新: 2026/06/01

中国の名門大学で論文不正が相次いで発覚した。しかし今、世間の注目を集めているのは、不正を行った教授たちではなく、それを暴いたブロガーである。

学術不正を追及していたブロガー「耿同学講故事」は5月29日、自身の動画投稿アカウントが永久的な閲覧制限を受け、広告収益機能も停止したと明かした。

耿氏はこれまで、同済大学や中山大学、南開大学などの有力教授が発表した論文について、データ改ざんの疑いを次々と指摘してきた。その後、大学側の調査で一部の論文では学術不正を認定し、学部長や研究院長らを解任した。

つまり、論文不正そのものは存在し、告発内容の一部を大学側も認めている。それなのに、不正を暴いた結果、口封じするならば、あまりにも後味の悪い話である。
 

学術不正を追及していたブロガー「耿同学講故事」が公開した投稿。「アカウントが永久制限された」と明かし、自身の活動停止を示唆した。2026年5月(ネット画像)
李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!