「遠くから来た友よ、どうか残ってくれ」(中国の有名な歓迎ソングの歌詞)
トランプ米大統領は13日夜、2期目で初めてとなる中国訪問のため、北京に到着した。習近平と14日に首脳会談を行い、15日にも昼食を交え協議する予定で、北京市内では街の空気が一変するほどの厳戒態勢が敷かれている。
そんな中、中国ネットでは「これはトランプが中国人民にしてくれた小さな貢献の一つだ」という投稿が大きな話題になった。
きっかけは、中国SNSで拡散された1枚のスクリーンショット画像だった。中国のチャットアプリ「QQ」のチャット画面には、「トランプ北京訪問に伴い、警備エリア内のオフィスは本日午後7時までに完全退去。消灯を徹底し、建物内に人員を残さないこと」と書かれていた。
投稿者は「トランプのおかげで残業しなくて済む」と冗談交じりにコメント。すると「もっと長く滞在してほしい」「外国要人が来た時だけ我々に人権がある」といった、自虐混じりのコメントが次々と書き込まれた。
中国では長時間労働が深刻な社会問題となっており、IT業界などでは「朝9時から夜9時まで、週6日働く」過酷な働き方が横行している。あまりの悪名高さから「996勤務」というネット用語まで定着した。
外国首脳の訪問で「早く帰れる」と喜びの声が広がる光景は、笑い話のようでいて、長時間労働に疲れ切った人々の本音ものぞかせている。
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