中国 その「かわいい」は本物か

中国 犬をパンダに見せかけ 撮影利用 異様なおとなしさに疑問

2026/04/29
更新: 2026/04/29

人気観光地で見かけた「小さなパンダ」。よく見ると、違っていた。

中国・重慶(じゅうけい)の人気観光地「洪崖洞(こうがいどう)」で、小型犬をパンダのような見た目に整え、観光客に抱かせて写真を撮らせる商売が行われていたことが分かった。

中国メディアによると、料金は1回20元(約400円)で、時間制限はなく、観光客は自由に犬を抱いて撮影できるという。また、この犬は目がうまく開かない様子で、耳をだらりと下げたままほとんど動かず、抱かれても嫌がらず、なでられても反応は鈍い状態だったと報じられている。さらに、目撃者の話として、この犬は長い間ここで撮影用として使われ、毎日同じように元気がない状態だった。

一方、こうした異常な状態を受け、ネット上では「人に危害を加えないよう歯が抜かれているのではないか」「その不自然なおとなしさから、鎮静剤のような薬が使われているのではないか」といった疑いが広がっている。「残酷すぎる」といった声も相次いだ。

こうした世論の高まりを受け、観光地側は「犬を連れていた人物は関係者ではなく、ここで商売することは認められていない」と説明し、「これまで把握していなかったが、今後は管理を強化する」とした。

しかし、この説明に対し、ネット上では「これだけ長く続いていて気づかないはずがない」といった疑問の声が相次ぎ、「責任逃れではないか」とする批判も広がっている。

かわいく見える写真の裏で、何が行われていたのか。観光地のにぎわいの陰で、命の扱いが問われている。

李凌
中国出身で、日本に帰化したエポックタイムズ記者。中国関連報道を担当。大学で経済学を専攻し、中国社会・経済・人権問題を中心に取材・執筆を行う。真実と伝統を大切に、中国の真実の姿を、ありのままに、わかりやすく伝えます!