米司法省は28日、感染症専門家アンソニー・ファウチ氏の元上級顧問だったモレンスを起訴した。新型コロナウイルスの起源をめぐる調査において、連邦記録の隠滅などに関与したとして、複数の罪状が問われている。
モレンスは2006年から2022年にかけて、国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)を長年率い、バイデン政権では首席医療顧問を務めたファウチ氏の上級顧問を務めた。
司法省は28日、78歳のモレンスに対し、米国の利益に反する共謀、連邦調査に関連する記録の偽造・破棄、文書の隠匿、他者の違法行為への幇助など複数の罪状で起訴した。有罪となった場合、数十年の禁錮刑に処される可能性がある。
起訴状によると、モレンスは新型コロナウイルスの関連政策や研究助言に関与していた。米国立衛生研究院(NIH)が「コウモリ・コロナウイルス研究」への資金提供を停止した後、モレンスは共謀者とともにファウチ氏が所長を務める研究所を通じて資金を獲得し、その一部を中国共産党傘下の武漢ウイルス研究所に流していたという。
また、モレンスは関連内容を隠匿しやすくするため、意図的に個人のGmailアカウントを使用して連絡を取っていたとされる。
ブランチ司法長官代行は、これらの行為はパンデミックの最も重要な時期に行われたものであり、政府に対する米国民の信頼を著しく損なうものだと述べた。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。